Manual of Clothes お洋服のお取り扱い説明書
お洋服をキレイに長くご愛用いただくためのお取り扱い方法をご紹介しております。
取扱絵表示について
取扱い絵表示の基本
基本記号は5つからなります。乾燥のしかたでタンブル乾燥と自然乾燥の2つ、クリーニングの種類でドライクリーニングとウエットクリーニングの2つの記号がそれぞれ並ぶことがあるため、最大で7つまで表示されます。
5つの基本記号
取扱い絵表示早見表
記号をクリックするとお取り扱い方法が表示されます。
色がついた記号はF i.n.tのお洋服によく使用される記号です。
取扱い絵表示の詳細
色がついた記号はF i.n.tのお洋服によく使用される記号です。
水洗い
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- 家庭での洗濯はできません
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- 液温は40℃を限度とし、手洗いができます
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- 液温は30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができます
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- 液温は30℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができます
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- 液温は30℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができます
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- 液温は40℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができます
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- 液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができます
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- 液温は40℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができます
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- 液温は50℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができます
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- 液温は50℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができます
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- 液温は60℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができます
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- 液温は60℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができます
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- 液温は70℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができます
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- 液温は95℃を限度とし、洗濯機で洗濯ができます
漂白
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- 塩素系および酸素系漂白剤の使用禁止
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- 酸素系漂白剤使用できますが、塩素系漂白剤は使用禁止
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- 塩素系および酸素系の漂白剤での漂白ができます
タンブル乾燥
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- タンブル乾燥禁止
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- 低い温度でのタンブル乾燥ができます。(排気温度上限60℃)
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- タンブル乾燥ができます。(排気温度上限80℃)
自然乾燥
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- 日陰のぬれ平干しがよい
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- 日陰の平干しがよい
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- 日陰のぬれつり干しがよい
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- 日陰のつり干しがよい
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- ぬれ平干しがよい
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- 平干しがよい
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- ぬれつり干しがよい
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- つり干しがよい
アイロン
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- アイロン仕上げは禁止
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- 底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができます
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- 底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができます
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- 底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げができます
ドライクリーニング
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- ドライクリーニング禁止
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- 石油系溶剤による弱いドライクリーニングができます
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- 石油系溶剤によるドライクリーニングができます
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- パーククロロエチレン及び石油系溶剤による弱いドライクリーニングができます
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- パーククロロエチレン及び石油系溶剤によるドライクリーニングができます
ウエットクリーニング
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- ウエットクリーニング禁止
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- 非常に弱い操作によるウエットクリーニングができます
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- 弱い操作によるウエットクリーニングができます
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- ウエットクリーニングができます
基本的なお洗濯の注意点
洗濯機のドライコースとクリーニング店のドライクリーニングは異なります。ご注意ください。
クリーニング店のドライクリーニングは水ではなく特殊な溶材を使用して洗います。
ご自宅洗濯機の「ドライコース」 は水を使用して洗濯するので家庭洗濯禁止マークがあるお洋服は、クリーニング店にお持ちください。
家庭用洗濯禁止マーク洗濯機で洗う場合、ベルトなど付属品は取り外し、裏返して目の細かいネットに入れて洗ってください。
繊細な生地は、他の洗濯物と絡まったり引っかかったりすることで、破れたりキズがついたりする恐れがあります。
漂白剤や蛍光増白剤は使用せず、中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)を使用してください。
お洋服が変色・変形してしまう恐れがあります。お洋服にとってなるべく刺激の少ない洗剤を選びましょう。
濃色は淡色と分けて洗ってください。
色落ち、色移りしてしまうのを防ぎましょう。
濡れた状態で長時間放置しないでください。
臭いやカビの原因になったり、シワが伸びにくくなることがあります。
タンブル乾燥禁止、脱水は短時間で行ってください。
お洋服にダメージがかかり、風合いを損ねたり、縮んだりしてしまう可能性があるため注意しましょう。
タンブル乾燥、またはタンブラー乾燥とは
洗濯槽を回しながら熱風をあて、洗濯物を乾かす乾燥方法を指します。
乾燥機、洗濯機の乾燥機能、コインランドリーの乾燥機等が該当します。
手洗いのしかた
01洗濯液をつくります。
- 桶やバケツ、栓をした洗面台のシンクなどに水を張ります。
- 水温は必ず30℃以下にしてください。温度が高いと縮みやすくなります。
- 水4Lに洗剤10ml程度が目安です。メーカーによって異なりますのでご使用される洗剤の容量を参考にしてください。
02衣料をたたんで、やさしく「沈める」と「浮かせる」を20~30回繰り返します。
- 衣類の汚れている面が表に見えるように畳みましょう。
- 手のひらで桶の底に沈めるように優しく押すように沈めてください。もんだりこすったりは毛羽立ち等痛む原因になるため厳禁です。
03たたんだまま洗濯ネットに入れ、洗濯機で軽く脱水します。
- 15~30秒程度の短い時間で行いましょう。
04きれいな水ですすぎを2回行います。すすぎ方は、2と同様にやさしく「沈める」と「浮かせる」を10~15回行います。
- 柔軟仕上げ剤を使う時は、2回目のすすぎ時に入れてください。
05 もう一度洗たく機で軽く脱水して、形を整えて干します。
日頃のお手入れのしかた
ブラッシング
着用後のひと手間が大切です。
収納前に、ブラシなどを使い生地の表面についたチリ・ほこりをはらってからしまいましょう。
毛玉が出来てしまったら
ブラッシングでも取り除けない毛羽立ちや毛玉は、小さいハサミでカットするか、毛玉取り器で取り除いてください。
引っ張るとまた次の毛玉になってしまうので注意しましょう。
しわ伸ばし、汚れのチェック
着用後はすぐにハンガーにかけて保管がおすすめです。たたみじわを防ぐことができます。
汚れてしまった時の応急処置は、早ければ早い方が良いです。
すぐにティッシュペーパーやハンカチ等でそっと押さえて汚れの原因を染み込ませてください。
あわててこするとかえってシミを広げてしまうので注意が必要です。
汚れがついたまま放置すると、黄ばみやしみの原因となります。家庭で落とせない汚れの場合は早めにクリーニング店に出してください。
アイロンがけ
キレイにアイロンをかけて保管していただくと、次回着用時とっても気持ちがいいですね。
取り扱い絵表示の指示通りにアイロンをかけ、しばらくハンガーにかけ湿気をとってからしまいましょう。
汚れが付着したままのアイロンがけは避けましょう。汚れが定着して落ちなくなる場合があります。
コーティング・生地の劣化について
特に合成皮革製品は素材の特性上、ひび割れ・変色・剥離などの経年劣化が避けられません。
保管環境によっても大きく異なりますが、耐用年数は生地の製造から2~3年が目安です。
合皮シューズに関しましても、天然素材ではありませんので使用回数に関わらず、接着剤やコーティング等が経年により劣化してしまいます。
たたんで保管する際は、生地と生地の密着に注意してください。素材の相性によっては色移りの原因となります。
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合皮の劣化を遅くするポイント
- 使用後に水分や汚れをしっかり取る
- 高温多湿の環境で保管しない
- 紫外線から守る
- 合皮同士を長時間くっつけない
オフシーズンの保管について
直射日光があたる場所、高温多湿での保管はお避けください。日焼け・変色・変形などの原因になります。
獣毛製品・皮革製品は、汚れや水分が付着したまま保管すると、カビや虫食いの原因となります。
保管前に必ずクリーニングし、風通しの良い暗所にて保管してください。
たたんで保管する際は、生地と生地の密着に注意してください。素材の相性によっては色移りの原因となります。
着用時の注意点
ファスナーがあるお洋服
最初に一番上のホックを止めてからご着用ください。
型崩れや、ファスナーが生地を噛んでしまうのを防ぐことができます。
首のあきが小さいかぶりのお洋服
お化粧やヘアセット前に着用を。
お化粧がお洋服に付くのを防止したり、ヘアセットの乱れを防ぐことができます。
ボタンのかけ外し
強く引っ張らずに根元を優しくつまみ、かけ外しをしてください。
ニットボタンなど特に繊細な素材は要注意です。
摩擦による色落ち、色移り
素材と素材の相性によっては、摩擦により色落ちや色移りが発生する場合があります。
汗や皮脂がついた状態で長時間密着していたり、強くこすれたりすると、濃色が淡色へ色移りすることがあります。
デニムパンツの色が白いトートバッグについちゃった!など、経験のある方も多いのではないでしょうか?
一度色移りしてしまうと落とすのは困難なので、インディゴ染めのデニムや「色落ち注意」の取り扱い下げ札がついている商品は特にご注意ください。
ひっかけ・キズなどにご注意
F i.n.tとan another angelusのお洋服はレースやゆる編みニットなどデリケートな素材を使用したものが多くございます。
指・爪のささくれ、着席・離席時などに特にひっかけやキズにご注意ください。